食後血糖値の上昇が気になる人はいろいろな方法を試してみたくなるかもしれません。実際にインターネットを調べればたくさんの情報が見つかりますし、広告を見れば甘い言葉で購入を誘うものばかりです。しかし、本当に大事なのは食生活。食生活の改善なしに健康的な生活は送れません。まずは食生活の改善をしたい方のために、これから食後血糖の上昇対策にどんな食事がおすすめなのかご紹介していきます。
食後血糖値の上昇対策と聞くと、まず思い浮かぶのが最近流行りの糖質制限かもしれません。糖質制限はとても簡単。例えば定食があるとして、主食であるご飯を抜くだけで、あとは肉や魚、野菜などは普通に食べられます。他にもパンやパスタなどの炭水化物と呼ばれるような食材を抜いたり、甘いものやジュースなどの砂糖を多く含む食材を制限するのが糖質制限です。糖質制限をした人の口コミを見てみると、健康的になれたという感想や、見た目もよくなったなどの情報もよく見られるので、とても魅力的に見えます。もしかするとあなたも一度は糖質制限をしてみたことがあるかもしれませんが、続いているでしょうか?
糖質制限は確かに魅力的な方法ではありますが、主食をセーブし続けなければならないので、ご飯やパンが大好き、という方には酷に感じられます。結果、どうしても続かなくなってしまうのです。好きな食べ物はどうしても食べたくなるもの。それをずっと我慢し続けるのは精神的によくありません。あくまでも食事はバランスよくとることが継続の秘訣なのです。
食後血糖の上昇対策にはGI値の低い食材を活用しましょう。GI値とは「グリセミックインデックス」の略で、その食材がどれだけ食後に血糖値を上げるかを数値化したものです。GI値はインターネットで検索すると一覧で出てくるのでぜひ参考にしてみてください。
このGI値が低い食材を使うことでストレスなく食事の改善ができます。例えば白米よりも玄米、食パンよりもライ麦パン、パスタなら全粒パスタの方がGI値は低いため、体にやさしい食材だと言えるでしょう。白米に慣れている方にとっては少し味が気になるかもしれませんが、しばらくすると慣れるのでまずはトライしてみてください。
1日のうちの食事回数は3食が理想です。もし仮に2食や1食の場合、食事の間隔が空いてしまうので、食事をとったあとに血糖値が急激に上昇しやすくなります。ですので、1日の食事回数が3回未満の方は、まず3食きっちりと食べることから始めてみましょう。
また、食事の時間帯もとても重要です。私たちの体には一定のリズムがあるため、食事もなるべく毎日同じ時間帯にとった方がリズムが安定します。食事の時間帯がばらばらになってしまうと、リズムが崩れてしまい健康リスクを高めかねません。もし一定の時間帯に食事をとるのが難しければ何か軽食を準備しておいたり、夜遅くに食べる量を減らしてみるなど工夫をしてみてください。